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インフルエンザ治療薬

 こんにちは、寒い日が続きますね。

 寒い日が続くとインフルエンザが一気に流行するようです。

 インフルエンザの予防法としては、ワクチンの予防接種が一般的ですが、002 (5).JPG
 インフルエンザウィルスは型がいろいろあるので必ずしも
 万全ではありません。

 万が一感染してしまっても、最近では優秀な薬がいくつかあります。

 インフルエンザのようなウィルスの感染症は時間とともに体の中で
 どんどん増殖します。

 ですから、感染直後はまだまだウィルス量が多くないので
 この時期に適切に薬を飲めばそれほど重症化しないのです。

 インフルエンザ治療薬としては有名なのがタミフル、リレンザですが、最近イナビルという薬が
 第一三共から出たようです。

 この薬は吸入タイプの薬なんですが1回吸入するだけで、他の薬と同様の効果があるようで
 楽ですよね。
 1回だけなので飲み忘れもなく、非常に有効的だと思います。

 みなさんが気になるのはやはり副作用のことですよね。

 少し前にインフルエンザ治療薬のタミフルを服用した後の異常行動により、事故を起こし
 死亡したなどの 報道がたくさんありました。

 いかにもタミフルが異常行動を起こしたように感じますが、インフルエンザにかかると
 そのうちの何パーセントの人はインフルエンザ脳症という状態になってしまいます。
 (10代の子供、特に5歳以下の幼児に多いようです)

 解熱鎮痛剤(バファリン、ボルタレン、ポンタールなど)を服用することで、インフルエンザ脳症になる
 確率が上昇するらしいので注意してくだい。

 話は少しそれますが、風邪やインフルエンザなどで発熱した場合、解熱鎮痛剤で熱は
 下げない方がいいと思います。
 (あまりにもしんどい場合や40度を超す時は使用してもいいと思います)

 熱を下げてしまうとその時は楽になりますが、ウイルス数が減らずにかえって
 つらい期間が長くなることが多いようです。

 人間の体は風邪ウイルスやインフルエンザウィルスを弱らせるために、自分で一生懸命
 熱を上げているのです。

 熱が上がりきればウイルスは徐々に弱っていき、快方へ向かうはずです。

 
 みなさんも経験があるはずです。
 1.
いくら暖かくしてもぶるぶる震えるくらい寒い(まさに熱が上がっている最中です)。
 2.それが過ぎると体全体が熱くほてってきて、頭や節々が痛くなる
   (熱がウイルスと格闘中です)
 3.熱さのピークが過ぎると急に楽になってくる(ウイルスに勝利しました)

  ※これは元気な成人の場合です。幼児や高齢者の場合は早く専門医にかかってください。


 

 話をもとに戻します。

 このインフルエンザ脳症の症状としては意識障害、けいれん、異常言動・異常行動が
 挙げられます。
 これはまさに報道されていた内容と一致します。
 (薬の動物実験では異常行動などは報告されていなかったはずです)

 個人的な見解ですが、タミフルなどの薬はほとんど影響はなく、インフルエンザ脳症の症状が
 出ていたのだと考えます。

 遺族の方が薬が原因だと考えるのはもっともだと思いますが、それに乗じて製薬会社を
 批判した報道は いかがなものかと思います。
 (まだはっきりとした見解が出ていないので何とも言えませんが・・。)

 今日はイナビルというインフルエンザの新薬のお話をするつもりが、いつの間にか
 マスコミ批判になってしまいました^^。

 ブログって書き出すと止まりません・・。

 長くなってしまいました、最後まで読んでいただいた方、ありがとうございます。

 きりがないので今日はこれぐらいにしておきます。

  

 

 

by   at 13:36
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