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みなさんNHKの大河ドラマはご覧になっているでしょうか?

若いころはほとんど見なかったのですが、年をとると
不思議なもので面白く感じます。

今年は織田信長の妹の3女である”江”が主人公の物語でした。

内容については触れませんが、戦国時代の武将や女性についての
人間模様が複雑に描かれています。

“江”は昨日で最終回とな、来年は”平清盛”だそうです。


来年も日曜日の8時からが楽しみになりそうです^^。

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寒くなってきました

急に寒くなってきましたね・・・。

朝晩の自転車通勤が少しこたえます・・。

しかし冬はこれからが本番。

こういう時期は体調の変化が起こりやすいのでみなさん気をつけてください。


fu2.JPG  窓から見える風景も変化が見られます。

  最近、患者さんに”窓から見える景色がきれいね”と
  ほめて頂きました。

  もうすぐ残りの葉も全部なくなって行くのしょうね^^。


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イレッサ問題

肺がん治療薬のイレッサが問題になっていました。

イレッサの副作用として間質性肺炎が起こり、命を落としてしまった
患者さんの遺族の方が訴訟を起こしました。

高裁の判決は国と製薬会社に罪はないとのことです。


遺族の方はとても残念だと思います。
薬が原因で家族の方が亡くなったわけですから・・。


イレッサは肺がんの治療薬として非常に効果が高いらしく、副作用も少ない、
なおかつ飲みやすい錠剤だそうです。

新聞に掲載されていましたが、イレッサで末期の肺がん患者さんの平均生存が
1年だったのが2年半まで延びたそうです。

これは非常に大きな数字でここまで効果のある抗がん剤は少ないと思います。


もし、製薬会社に責任があると裁決されていれば、イレッサは使いにくくなります。
延命治療を受けられる人もそうでなくなります。

ですから多くの患者さんや病院にとってはなくてはならない薬・・。


しかし、患者さんの立場に立つと非常に難しい問題です。


病院側はしっかりとした説明を行い、間質性肺炎も起こる可能性がありますが、
治療にはイレッサが必要だということをしっかり説明すべきでしょう。

患者さん側も病院の説明をしっかりと聞き、わからないこと質問するという
姿勢が重要だと思います。


がんの治療は一筋縄ではいきません、病院と患者さん側の意思の疎通がしっかりと
行われていれば、こういう問題は少なくなると思います。

by   at 08:11  | Permalink  | Trackbacks (0)

TPP問題

今、世間でTPPに関する問題がしきりに取り上げられています。

輸入に際しての関税を撤廃し、各国の貿易をより活発にしたり、国内の競争を促す目的が
あるようですが、今一つ実態がはっきりしません。

できるだけ新聞やテレビのニュースを見るようにはしていますが、しっかりと
理解できていないのです・・。

いろんな産業にメリットとデメリットがあり、一概にはいいも悪いも言えないのでしょう。

われわれ医療界にも影響が出るとのことで、医師会会長が抗議しているようです。


今日の新聞に世論調査の結果が掲載されていましたが、まだまだ国民がTPPに関して
充分に理解できていないので、あまり意味がないように感じました。


テレビや新聞でもっともっとたくさんの情報を提供してもらうことを期待しますが、
その情報が特定の業種を応援したり、逆にある業種に悪影響を与えたりする可能性が
あるので、なかなか伝えにくいのだと思います。


 いずれにしても今の停滞した日本の状況を変えられる可能性のある重要な問題です。

 じっくり議論して日本が元気になるようにしてもらいたいものです。
by   at 13:28  | Permalink  | Trackbacks (0)

おすすめ

osu1.JPG
 














 本屋さんでお薦め!!と書いてあったので読んでみました。

 本格的な山岳小説なんですが、この手の本は読んだことがありませんでした。


 山に関する専門用語や世界中の山の名前がどんどん出てきて多少読みづらい
 ところもありましたが、とても面白い作品です。


 ところどころに人生の教訓みたいな言葉も数多く出てきて、個人的にも
 いい勉強になりました^^。


 機会があればぜひ読んでみてください。

by   at 07:47  | Permalink  | Trackbacks (0)

オーシャン

08.JPG


















 最近、子供たちが海の生物に興味があるようで、大阪へ海の生物の
 展覧会へ行ってきました。

 昔の恐竜や古代魚などのはく製や化石などがズラリ!

o6.JPG
   左の写真はシーラカンス







何千年、何万年も前の生物の化石などを見ると地球の歴史というのはとてつもないな
という感じがしました。

月並みですが、地球の歴史と比べると人の一生はほんの一瞬・・。
いろいろ考えさせられました^^。
by   at 07:59  | Permalink  | Trackbacks (0)

続き

もうお分かりかと思いますが、彼女の病名は過換気症候群(過呼吸症候群)です。

真っ先に疑うべき疾患なのですが、あまりにも四肢の硬直が著明で痺れも
体全体に及んでいたために、脳疾患が頭をよぎりました。

モニターではわずかに血圧低下を認めるもののそのほかは全く異常がなく、
まずまず会話もでき、時間とともに手足の硬直が軽減してきたので
過換気症候群と診断しました。

足をあげて安静位をとり、しばらくモニター下での管理を行いました。

全く水分補給ができなかったので、昼休みになってから点滴を200ml行うと
血圧も上昇し、顔色も戻り一安心。

昼からの実習には元気にもどり、帰って行きました。


過換気症候群は通常の生活をしていてもよく起こります。
特に若い女性でよく見られます。

しかし、ここまでの激しい症状はあまり起こりません。
手足の硬直や痺れまでは出ないことの方が多いようです。

一般的にはやや呼吸が早くなり、顔面蒼白、気分不良ぐらいの症状です。

安静にして横になっていれば特に何もしなくても必ず良くなります。

しかし、自分で過換気症候群と決めつけるのは危険なので、わからない場合は
近くの病院まで車で搬送するか、緊急を要するような場合は救急車を呼びましょう。

AEDの使用法でもそうなのですが、一般の方ができるだけ全身的なことに
興味を持って頂き、身内や知り合いの方の一大事の時には適切に行動できる
だけの知識を持つことはとても大切なのです。

このブログが少しでも皆さんのお役にたてれば幸いです^^。

by   at 08:03  | Permalink  | Trackbacks (0)

緊急事態!

昨日の診療中のこと・・
現在歯科衛生士専門学校から実習生が2人来ているのですが、
そのうちの一人が診察中に急にいなくなりました。

トイレに行ったのだろうと思っていたのですが、なかなか戻ってこない・・。

するとスタッフの一人が何やら焦っている様子。

何かあったのかと思い2階のスタッフルームへ行ってみると、実習生が
倒れていました。

少し気分が悪いだけかな?と思っているとどうやら様子がおかしい・・。

手足が硬直して全く動かず、なんとかできる会話で徐々にしびれてきていると訴えました。

目も完全にうつろな状態・・。

しびれ、けいれんに四肢の硬直、”まずいな、これは普通じゃない”と思い、
モニター(血圧などを測る機器)を急いで装着。

この時点でもしかしたら”脳の中の異常か?(脳出血か脳梗塞)”という疑いが強くなってました。
しかし、この若さで・・??

同時にすぐに車で病院へ向かえるように車を準備するように指示。
(こんな場合救急車を待つよりもこちらから病院に向かう方が早い)

しかしモニターを確認すると血圧はやや低いものの、血中酸素飽和度(SpO2)、脈拍などは
ほぼ正常、話しかけ続けていると徐々に会話も可能になってきました。


時間がなくなってきたので、続きは明日にします^^。
by   at 08:04  | Permalink  | Trackbacks (0)