Apr 19
2011
舌小帯強直症
小さい子供さんだったので、写真が
わかりづらいですが舌小帯強直症と言って、
舌と口の粘膜をつなげる筋(小帯)が
強く付きすぎていたり、舌の前方につきすぎていて
舌の動きが極端に制限される状態です。
舌が自由に動きにくいので、母乳がうまく飲めなかったり、発音に障害が出たりします。
通常はメスで舌の付け根を切開していき、舌の可動域を大きくして、あとは非常に細かい
縫合を行います。
ですが今回はレーザーがありますので、麻酔さえできればあとはレーザーで切るだけなので
非常に短時間で終わりました。
レーザーで切るので出血もなく、縫合も必要ありませんでした。
今回は非常に治療に積極的な子供さんだったので、なんとか局所麻酔でできましたが、
通常は子供さんが動いたりすると非常に危険なため、点滴で鎮静をかけたり、
場合によっては全身麻酔下で行ったりします。
手術を行う時期(年齢)はいろんな考えがあるのですが、発音のことを考えれば早いほど
いいと思います。
by at 08:16