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舌小帯強直症

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 小さい子供さんだったので、写真が

 わかりづらいですが舌小帯強直症と言って、

  舌と口の粘膜をつなげる筋(小帯)が

                      強く付きすぎていたり、舌の前方につきすぎていて

                      舌の動きが極端に制限される状態です。



  舌が自由に動きにくいので、母乳がうまく飲めなかったり、発音に障害が出たりします。

  通常はメスで舌の付け根を切開していき、舌の可動域を大きくして、あとは非常に細かい

  縫合を行います。

  ですが今回はレーザーがありますので、麻酔さえできればあとはレーザーで切るだけなので

  非常に短時間で終わりました。

  レーザーで切るので出血もなく、縫合も必要ありませんでした。


  今回は非常に治療に積極的な子供さんだったので、なんとか局所麻酔でできましたが、

  通常は子供さんが動いたりすると非常に危険なため、点滴で鎮静をかけたり、

  場合によっては全身麻酔下で行ったりします。


  手術を行う時期(年齢)はいろんな考えがあるのですが、発音のことを考えれば早いほど
  
  いいと思います。

   

by   at 08:16
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