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手術日記

010 (2).JPG 今日は歯根のう胞という疾患です。

 歯の中に細菌が入り、歯の根の先で

 細菌の塊を作ってしまう疾患です。

 


 小さな病巣であれば、いわゆる”根の治療”だけで治るのですが、病巣が大きくなり

 ”のう胞”の状態になると手術しないと治らないことが多いです。

 上の写真は歯肉を切開して剥離を終えた状態で、歯をささえている骨が見えています。

 真ん中に穴が開いていますが、ここに膿の塊があったのです。

 完全に細菌を除去して、縫合します。

 ここで大事なことは、手術の前にしっかり根の治療を行い、歯の中の細菌をしっかり除去する

 ことです。

 これをしておかないといくら歯の外の細菌を除去しても、すぐに再発してきます。

 病院に勤めていたときは、他の病院で根の治療を行わずにこの手術をして治らない患者さんを

 たくさん目にしてきました。

 しっかり手術できれば、再発もほとんどなく抜歯せずに済むことも多いです^^。


 但し、奥歯では手術できないケースもありますので、一度ご相談ください。

by   at 08:03
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