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顎関節レーザー治療

暑い日が続きます。

かまた歯科医院ではお盆休みが終わって、再び診療を開始しております。


最近、顎関節症の患者さんが多く来院されるので少しこれについて触れておきます。

顎関節症とは顎の異常により引き起こされる機能障害の総称で、開口障害、
関節の痛み、開口時のクリック音などさまざまな症状を起こします。

若い女性に多く(おそらく骨の密度や硬さが関係している)、自然に症状が軽減される場合も
少なくありません。


顎関節症で一番多いのが関節周囲の筋肉の痛みやこりです。

これは口が開けにくくなり、患部を押さえると痛みを感じます。


kannsetu.JPG  この患者さんは右の関節から肩にかけての
  痛みを訴えておられました。

  痛みの原因は筋肉の動きが低下して血流が
  滞り、筋肉がこってくると考えられます。

  従って、少しでも血流が良くなれば改善します。


血流を改善するためにお風呂などに入った時に顎の周囲をよく揉んだり、
マウスピースを作って、左右の顎のアンバランスを改善するなどの治療が
行われます。

最近はこれらの治療以外に歯科用レーザーを顎関節に照射することで筋肉の血流が
改善し、痛みが改善することが分かってきました。

当医院でもほんの1,2回照射するだけで改善した患者さんもおられます。


すべての患者さんに有効ではないかもしれませんが、何もせずに様子を見るよりは
医学的にも効果があると思います。

患者さんも”あったかくて気持ちいい”と言われます。


003.JPGこの先からレーザーが照射されます。

照射中は目はつむっておいてください。

終わった直後に”楽になりました”とおっしゃる患者さんも
おられます。


歯科用レーザーの用途は本当に幅広くあります。

もっといろんな症状に使えるように研究しています^^。

by   at 13:42
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