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緊急麻酔

この間、初診の患者さんでかなり歯科治療に恐怖を抱いていた患者さん
(歯科恐怖症)が来院されました。

下の奥歯の神経の治療が必要で、この治療は歯科の治療の中でも難しく、
時間もかかり、患者さん側も最もつらい治療のひとつです。

治療を始めようとすると恐怖で口があけられず、体動も激しかったために治療が
開始できませんでした。

その時は少し時間があったために緊急で静脈を確保して点滴で鎮静剤を使用する
静脈内鎮静を行いました。

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写真は小さくて見にくいですが、診療台の上の方から点滴を
ぶら下げています。



麻酔が効いてくると、患者さんのまぶたは重くなり、呼びかけに対する反応も弱くなってきます。

この状態になれば恐怖心はほとんどなくなり、スムーズに治療が進みました^^。

この鎮静薬(ドルミカム)は健忘効果があり、治療中のことはほとんど覚えていません・・。
恐怖が強い患者さんには行う時がありますが、時間と手間がかかりますので、
こちらとしてはできれば通常体制で治療を行いたいです。


歯科治療に対して、恐怖が強い方は一度ご相談ください。

by   at 08:35
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