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AED設置しました③

 またしても話がどんどん本筋(歯科)から離れていきますが、気にせず進めます^^。

 今日はAEDが近くにない時またはAEDや救急車が到着するまで時間がかかる時の
 おおまかな対処の方法です。
 普通はこの状況の方が遭遇しやすいと思います(家の中で起こりえます)。
 高齢者の方がおられる家庭では特に注意してください。

 詳しい対処法はこちらで確認してください。


 1.まずは救急車を呼ぶ(携帯電話の方がいい)

   これはいつでも重要になります(少しでもロスをなくすためにまず電話してください)。
   緊急の状態を救急隊員に告げ、冷静になって状況や住所などを正確に伝えてください。
   救急隊員に携帯電話で指示を仰ぎながら、できることをやってください。

 2.気道確保(Airway)
   
   これはよく耳すると思いますが、要は首を後屈させることで、空気の通る道(気道)を
   まっすぐにすることで空気を通りやすくさせることです。難しく考えなくていいです。

   交通事故などのときは、咽頭に異物(血の塊や土、歯など)が詰まってることが多いので
   できるだけ、除去してください。

 3.人工呼吸(Breathing)と心臓マッサージ(Circulation)

   鼻をつまんで、息を吹き込みます。胸が上がることを確認してください(息が漏れると胸は
   上がりません)。
   
   心臓マッサージは両方の乳頭を結んだ線の真ん中に両手をおいて、体重をかけて
   行います。

   心臓マッサージ30回につき2回の人工呼吸が理想です。
   難しいのは早さですが、よくドラマでやっているペースをイメージすればいいと思います。
   1分間に100回と言われていますが、おおまかでOKです。
   わかりやすいのはドラえもんの歌(♪あんなこといいな、できたらいいな♪)
   ちょうど合うそうです^^。
   30回というと歌のどのあたりになるでしょうか?^^。

   心拍が戻ればいいですが、戻らなければ何度か行ってください。

   ※最近の報告では”人工呼吸は必ずしも必要ではない”という考えもあるようです。
   

 4・救急車を待つ

   ここまでやれば、一般の方ができる範囲では完璧です。
   後はプロに任せましょう。

   
   これがいわゆる救急蘇生のABC(Airway,Breathing ,Circulation)です。001 (2).JPG

   
   もう一度言いますが、こんな状況では誰もがパニック状態に
   なります。
   しかし、冷静にならないと適切な処置はできません。
   自分に”冷静に、冷静に”と言い聞かせながらがいいと思います。

   またパニック状態ではほぼ頭が真っ白になりますので、
   この手順はほとんど頭に出てこないと思います。
   このブログでもいいですし、もっと簡単にわかりやすくまとまった
   手順を印刷して、 わかりやすい場所に置いておくのもいいかもしれません。


   もはや歯科医院のブログとは思えませんが、みなさんに少しでも興味を持って
   いただければ・・、と思います。
  
   写真はガジュマルの木です。
   誰かの歌の詞ででてきたような・・、大きくなりそうな名前です^^。


   かたいお話はこれで終わりです、次回は衛生士さんの予定です。
  

   



   



 
 

by   at 13:37
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