AED設置しました②
自分の目の前で人が倒れたり、もうすでに倒れた人がいる時の対処法を
順番に書きます。
1.まずは救急車を呼ぶ
AEDがある場所ではおそらく複数の人が
いるので、救急車を呼ぶ人やAEDを
用意する人など迅速に役割を決める。
ここで一番重要なことは、冷静になること。
2.意識、呼吸、心拍の確認
意識の確認:大きな声で呼びかけ、軽くたたき刺激する(大きくゆすらない)。
呼吸の確認:胸が上下しているか確認する。
心拍の確認:首の付け根(首と喉の間ぐらい)に手を当ててドクドクを確認する。
(場所が分かりにくいので、自分の体で必ず確認してください)
3.すべて確認できなければ、電源を入れ、充電を確認しAEDを装着する
この時、AEDを準備している以外の人は、心肺蘇生(後で説明します)を行うことが
望ましい。
AEDを開けて、音声案内に従う。
電極の貼る位置は心臓を挟むように貼れば、どのように貼ってもいい。
(例えば胸と背中、右胸と左わき腹など・・)
4.AEDの音声に従い、除細動を行う
除細動の必要がなければ、作動しないので積極的に行う。
5.機械の指示に従い、心肺蘇生などを行う
6.救急隊が到着するまでは、電源を切らずに待つ
以上、簡単に書きました。
言葉にすると難しそうで、”とてもできない”と感じる方もおられると思いますが、
AEDは一般の人が安全に使用できることを目的に作られているので非常に優秀な機械です。
普通にやれば、簡単にできるようになっています(言い方は悪いですが機械任せで
OKです^^)ので、安心して音声の指示に従ってください。
実際にこういう状況に出くわすと、ほとんどの人は見て見ぬふりや野次馬になってしまいます。
なぜかというと、自分に責任が及ぶことを恐れるのだと思います。
しかし、誰かが手を挙げないと状況はどんどん悪くなっていきます。
脳は2分以内の心肺蘇生で救命率は90パーセント以上、4分以内なら50パーセント、
5分なら25パーセントとどんどん救命率は下がっていきます。
非常に勇気のいる行動だと思います。
このブログを読んで頂いている方がこんな状況になった
時に、積極的に行動して頂くことを期待します。
世界中のできるだけたくさんの人がAEDについて知れば
知るほど、救命率は上がるのです。
そうなれば万一、あなたやあなたの家族が心肺停止に
なった時に誰かが助けてくれるはずです。
ここまで書いたら中途半端では終われませんので、AEDがない時の
心肺蘇生については次回説明します。
葉っぱがどんどんなくなってきました、12月は寒くなりそうですね~^^。