Jul 13
2011
最新の歯の再生治療
今日のニュースで自分の細胞を使って歯を再生させ、
その歯で咀嚼ができることが確認できた、
という記事が載っていました。
将来、虫歯や歯周病で歯を失うことに
なってしまっても、自分の細胞を使って
再生できればこれ以上の治療法は
ありません。
自分の細胞をもとにしているので
拒絶反応なども少ないはずです。
この方法が安定して確立されれば、入れ歯やインプラントはこの世から
なくなるかも知れません^^。
方法としては、若いころの親知らずを利用したり、iPS細胞を利用するようです。
しかし、問題もあります。
1.若いころに採取した細胞を保存する場合に、それを保存する場所や
保存するためのコスト(冷凍保存など)が非常に大きくなる
2.コストをかけて歯を保存しても、将来本当にその再生された歯が必要に
なるかどうかはわからない。(無駄に終わる可能性がある)
3.iPS細胞からの再生はまだ不確実。
現実性があるのはiPS細胞からの再生ではないでしょうか。
しかし、一般の歯科医院でできるようになるのはまだまだでしょう。
僕が歯科医師をやっている間にできるかどうか・・。
再生治療は歯の悪い患者さんには画期的な治療法です。
再生治療に関しては個人的にも非常に関心があるのでまた報告します。
by at 13:38