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舌痛症②

それでは舌痛症の治療法は・・?

結論から言うと現在の医学ではありません。

しかし、何年後かに発症のメカニズムが分かれば有効な治療法が
見つかるかも知れません。

あと、舌痛症の患者さんに特徴的なのは食事中や趣味に没頭している時には
ほとんど症状を出しません。

また、ほとんどの患者さんは2年前後で症状がなくなっているように感じます。

僕はできるだけ患者さんのいうことを否定せず、聞き入れるようにしています。
それだけで”楽になりました”と言ってくれることもあります。

お話だけで終わる患者さんも多いですね^^。

ただ大事なのは大きな病気との鑑別です。
中には舌がんなどの腫瘍の可能性がある場合もあるので気になる方は
受診をお薦めします。


あとこの病気によく似た症状を出す”金属アレルギー”という病態があるのですが、
歯科で使う金属により様々な症状を引き起こす場合があります。

金属アレルギーの疑いがある場合は、まずは皮膚科で金属のアレルギー検査を
受けて頂き、陽性なら口の中の金属をできるだけ体に優しいものに変えて行かなければ
ならない場合もあります。


いずれにせよ舌痛症は簡単な病気ではありません・・。
患者さんは本当につらいとは思いますが、何年かすれば症状の消えることが多いので
必ずしも悲観しなくてもいいと考えています。

わからないことがあればまたご相談ください。

by   at 07:52
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