麻酔科時代②
前回の続きですが、麻酔科で勉強するようになってからたった1ヶ月で
いろんな科の研修医の先生たちが、僕に付いて勉強することになったんです。
(※現在はこういう形は取っていないと思いますが・・)
(前回メールを頂いた精神科の先生とはここで知り合いになりました^^)
勉強にくる研修医の先生たちは、僕がまだ1カ月しか勉強していないことや
出身が口腔外科であることは知りません・・。
(たぶん麻酔科の若手Drだと思っていたと思います^^)
なのでハイレベルな質問が容赦なくとんできます。
”先生、血糖値が安定していません”とか”一時間単位の尿量が少ないようですが・・”
ついこの間勉強したばかりのことを、さも”そんなの基本だよ”という顔をして
教えないといけないのです^^。
どんなことを質問されても平気でこたえられるように勉強する・・。
(人に教えるということは非常に自分の勉強にもなるんですね^^。)
説明してるうちに”ああ、これはこういうことだったのか!”ということが何度もありました^^。
そうこうしているうちについに・・・
”あれ”の順番が回ってきたのです!
麻酔科ではその日に行われた手術のうち、すぐに病棟へ帰れないぐらい重症な患者さんを
ICU(集中治療室)で管理します。
心臓外科、肝移植、大きながんの手術後の患者さんなど・・
その大変な患者さんを麻酔科医が順番にICUで泊まり込んで
管理することになるんです。
”あれ”とはICU当直のことなんです。
ICU・・・。
それはとても恐ろしいところ・・。
(続きます)