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脳と咀嚼

昨日の日曜日も学会最終日の講演を聞いてきました。

以前から脳について興味があったので、この講演はとても楽しみでした。

咀嚼と脳の関係について非常に難しいお話(泰羅 雅登 たいら まさと先生)もあったのですが、 みなさんに関係がありそうなお話を少し・・。


Positive Thinnking (ポジティブ シンキング)
って聞いたことありますよね。

そう、要はプラス思考のことです。

このプラス思考は人間にとって、非常に重要だそうです。

人間の脳は”嬉しいこと、楽しいこと”が大好き! ウインク
嬉しいことや楽しいことを経験すると、脳はどんどんやる気を引き起こしてくれ、
その問題に対するモチベーションを上げてくれます。

逆に”いやな思い、怖い、つらい”などは大嫌いで、もう2度とこんな経験は
したくないと判断するようです。
もちろんやる気はなくなり、モチベーションは上がりません。気持ち悪い

これらのことは特に精神的に未熟な子供や、高齢者の認知症の患者さんに
特に当てはまるようです。

成功体験を積むと脳は”もっとほめられたい、もっと点数を上げたい、もっと上手になりたい!”
とイケイケ状態になり急速に成績が上がったり、運動能力が上達したりします。GOOD

もちろん嫌々勉強したり、運動の練習をしてもやれば多少の効果はあるのですが
上達の仕方が違うのです。


例えば私が指導している少年野球・・。

私は試合では意識的に怒らないようにしています。
エラーしようが、三振しようが、フォアーボールを連発しようがです・・。

感情的に怒っても、試合に勝つための要素には何一つならないし、子供たちの
脳が怖がってしまい、体を委縮させ、結果的に試合に勝てません。

逆にいいプレーが出れば、大げさにほめる!!ウインク
脳をできるだけいい気持ちにさせて、いいプレーを出させるためです。

またチャンスの時はオーバーに応援させるようにしています。
こちらの脳の状態を上げ、相手の脳の状態を下げるためです。


長くなりましたが、少々嫌なことや失敗があってもプラス思考で考え、
そしてうまくいった時は素直に喜ぶことが大事なようです。

そうは言ってもなかなか難しいですけどね・・・

また泰羅雅登先生は高齢者の認知症についてもプラス思考(ほめる)が
とても大事であるとおっしゃっていました。

認知症については次回お話します。

by   at 15:17
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