トップページ »  » 糖尿病と歯周病

糖尿病と歯周病

気がつけば10月ももう半ば・・。

今日は真面目な話。

糖尿病と歯周病って深い関係があるってご存知でしょうか?

一般的に糖尿病のコントロール不良の患者さんは、歯周病も進行していることが多いんです。
糖尿病になると血管がもろくなり、細胞の免疫機能が著しく低下するので歯周病菌に簡単に
感染してしまいます。

歯周病に関わらず、全身の細胞も免疫機能が低下するため、いろんな病気を引き起こしてしまうの可能性も高くなるんです。

糖尿病の指標として、一昔前は”血糖値”を基準とすることが多いのですが、最近では
”HbA1c”(ヘモグロビン エー ワン シー)という成分を測定することで
糖尿病の進行度がわかります。

正常値は4.3~5.8%とされています。

今までは糖尿病が進行すると歯周病も進行する(糖尿病→歯周病)ということはわかっていましたが、近年、歯周病を治療すると糖尿病も改善する(歯周病→糖尿病)ということが分かってきました。

難しい作用機序はここでは省きますが、糖尿病の患者さんは歯周病を治療することで
HbA1cが改善する可能性があるのです。

難治性の糖尿病の患者さんは一度、歯科でチェックを受けてみてください。

by   at 08:41
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:

トラックバックはありません