6年生の最後の戦い③
4回裏。
うちの先発投手S君の握力がなくなってきたのか、急にストライクが入らない。
四球や死球などで無死満塁。
そして迎えるは大型3人衆の3番バッター。
ここでもストライクが入らず、押し出しで1点献上。
これで5-2。
さらに無死満塁で迎えるのは、3人衆の中でも一番大きい4番バッター・・。
まさに絶体絶命の大ピンチ!
ここで勝利の女神、Mちゃんへピッチャー交代。
この最大のピンチでもMちゃん、全く動じることなく淡々と投球練習。
しかもすべてストライク。
相手の4番バッターはMちゃんの球が遅いので、打ち気満々で打席へ。
Mちゃんはいつも通りストライクを取り、運命の3球目。
打ち気にはやった打者は、力が入りすぎて高ーいショートへのフライ。
(ショートはW君なので高いフライでも安心)
これで1死。
続く5番バッターは打ちそこないのサードゴロ。
これをチーム一小さい名手J君が好捕、間に合わないホームに投げかけるも
瞬時に方向転換、1塁へ。
1点返されるが、2死。 これで5-3。
続く打者も難なくピッチャーゴロに打ち取り、見事ピンチ脱出!!
Mちゃん、すごい!!
最終回の守り。
先頭打者をヒットで出すも、続くバッターは捕手Kの好判断でダブルプレー。
最後の打者。
センター前ヒットを打たれたと思いきや、センターのJt君が素早くまえへ突っ込み、
好捕、そのまま1塁送球、センターゴロで試合終了!!
試合が終了した瞬間の大歓声は今でも耳に残っています。
苦しい試合をみんなの力で勝ち切りました。
試合に出ていない選手たちも力の限り応援し続けてくれ、
みんなでつかみ取ったベスト8。
さあ、次はいよいよ準々決勝。
相手は奈良市屈指の強豪チーム。
実はちょうど1年前、この強豪チームに我がチームは勝利しています。
力の差はあったものの、すべてがうまくいき1-0で破ったのです。
相撲でいえば、新入幕の力士が横綱を倒すようなものでしょうか。
相手にしてみれば1年前のリベンジを果たすべく、全力で倒しに来るでしょう。
1年経った今でも、力の差は認めざるを得ませんが勝負は何が起こるかわかりません。
相手はまさかもう1度負けることは許されないため、かなりの緊張を強いられるでしょう。
そこに付け入る隙があるような気がします。
決戦は今週の日曜日。
全力で行きます!!